本日午後 池田工業高校の卒業証書授与式に出席しました。
学校評議委員として、卒業生90名をお祝い致しました。
式にあたり、校長先生より、国歌斉唱は、本人の意思で、との
説明があり、式の前に”国歌斉唱”がありました。
私たち来賓は、起立し斉唱しましたが、卒業生は・・・・・
なんと、1人居ました。驚きました。感激しました。
90人中たった1人で歌う彼のために、私も声を大きく歌いました。
その彼は、何故 歌ったのだろうか。
学校教育の中で、国歌は、戦争を思い起こし、天皇崇拝を感じ、嫌悪感があり、
または、無関心の生徒がほとんどなのに・・・。
90人中たった1人の行動を取るのにどんなに勇気がいったことだろう。
確固たる、自分の信条があったのだろうか。
私は、彼の姿に、日本の希望が見えた気がする。
戦時中、戦争参加が栄誉であり、平和を求め拒否した学生の姿と
重なって見えてしまった。
90名の卒業生の、大いなる明日をお祈り申し上げます。おめでとう。
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