今年の就職活動は大変厳しいようです。
例年の学卒者は、大学の3年の初冬には内定が決まっている人も多いのに・・・
松本で、ハローワーク主催の合同求人説明会が5月に開催された時より
先週、行われた同じ合同求人説明会に来場された卒業予定者の方が
多いのではないだろうか。・・・
なんと、社員数50名ほどの当社ブースにも、14名もの訪問者があり、
今だかつて無い、状況となり大変驚きました。
・・・もしかしたら、事務職たった1名を募集したために、女性が
・・・多く集まったのかも知れませんが・・・
説明を聞く様子も、今までは、面白くなさそうな顔をして聞く人が多かったが・・・
・ ・・ 今回は顔をしっかりと、こちらに向けて真剣さ、危機感を持って
いるように感じられた。
当社では、採用できる枠は少なく、応募されても就職希望にこたえられず、
誠に申し訳ない思いです。
だから、会社説明の時には、他社の面接時にも有利なように、少し先輩として
アドバイスをさせて頂いている。
(余計なお節介には、なっていないと思いますが・・・)
私としては、新卒者全員に希望する会社に就職が決まって欲しい気持ちだけです。
就職浪人をさせたくないのです。
・ ・・それは、就職浪人をしても生活できてしまうからです。
・ 親元で生活していれば、しばらくは働かなくても生活できるのです。
・・・ですが、それが続くと・・・ 正常な勤労観が薄らいでいくような気が
とてもするのです。
「働かなくても、何とかなる」 って
そんなように、考えるようになったら、労働意欲はとても上がりません。
より良い、勤労観が薄らいでいくと、企業の生産性は必ず落ちて行くでしょう。
生産性の低下は、収益性の悪化になり、中小企業の永続を蝕み、大手企業の海外シフト
が進むでしょう。
・ ・・そして、国が弱体化していくような、危機感を感じてしまうのです。
企業には、是非、雇用の創出をお願いしたいです。
働く場所を提供する事は、企業にとって、命題でもあると思うのです。
色々 豊かであったり、便利であったりの世の中であっても・・・
・ ・・失業者の多い社会は、決して「より良い社会」とは、言えないと思います。
働く事は、金銭のためだけではなく、「働くこと自体」が、幸せをもたらせてくれると
思っています。
頑固鉄学としては、「初任給を下げてでも、新卒者を採用し、就職浪人を無くす」
「働く人も、年間所得が下がっても、雇用の場を失業者に提供する」
「元気で働ける事は、幸せである」
そう、思える人が多い社会は、 「より良い社会」 だと信じています。
そう、思える人が多い世の中は、 「豊かな世の中」 だと信じています。
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